今節は前節からの9連戦の続き。バンテリンドームでドラゴンズ3連戦。第1戦は今季初登板の門別が打たれ、第2戦では今季初先発の早川が打たれて連敗。しかし第3戦はまたも二塁を踏ませぬ無四球完封で連敗を止める。このカードは1勝2敗。1日置いて甲子園球場でベイスターズ3連戦。バンテリンドームに続いてひらがな表記のスコアボード。第1戦、村上が味方のミスで失点し打線の援護もなく敗れ、第2戦は大竹が快調に飛ばすも突如打たれて逆転負け。第3戦は才木が前節に続いて梅野とのバッテリーで好投し、完封リレーで連敗を止める。このカードも1勝2敗。今節は2勝4敗。今季通算21勝14敗1分の勝率.600で首位から陥落し2位。首位スワローズとは1.0差。9連戦の影響でローテーションが崩れてしまったのと、頼みの村上と大竹の時に打線が援護できなかったのが響いた。
◎ドラゴンズ7回戦……3-7
ドラゴンズの先発は新人の中西。1回表、高寺がセンター前ヒットで出ると、2死後、佐藤輝が歩き、大山は左わき腹に死球。前川が右中間を破る走者一掃の3点タイムりー二塁打で先制する。タイガースの先発は今季初登板の門別。1回裏、カリステに右中間に二塁打を打たれると、福永のセンター前タイムリーヒットで2点差とされ、村松を歩かせて一二塁となり、細川にスリーランホームランをライトスタンドに打たれて逆転される。石伊のショートゴロは小幡の送球がそれ、大山はタッチアウトにしたものの石伊の腕が大山の顔面に当たり、治療のために中断。大山には大事無く守備に戻る。ボスラーに二塁打を打たれると、藤川監督自らがマウンドに行き、門別に活を入れる。これで門別は立ち直り、鵜飼を空振り三振、田中を二塁ゴロに取り追加点は許さず。2回裏、1死からカリステを歩かせ、2死後、村松のレフト前ヒットと細川への四球で満塁とされたが、石伊をライトフライに打ち取り切り抜ける。3回表、1死から森下がレフト前ヒット、暴投で二進、佐藤輝は四球で一二塁に。しかし大山と前川は連続空振り三振に倒れる。4回表、2死から門別のショートへのライナーを村松が後逸。高寺が歩いて一二塁としたが、中野は一塁ゴロに倒れる。5回表、森下が背中に死球。2死後、前川が歩いて一二塁としたが、小幡は見逃し三振。5回裏、石伊にレフトスタンドにソロホームランを打たれて2点差とされる。門別は5回5失点で降板。6回裏、二番手工藤は2死から福永と村松を歩かせ一二塁とされたが、細川を見逃し三振に取って切り抜ける。7回裏、三番手石黒は石伊の左手首をかすめる死球と鵜飼のショート内野安打で1死一二塁とされ、2死後、代打阿部にセンターの頭を越す2点タイムリー二塁打を打たれ4点差に。中西は7回3失点で交代。8回表、二番手藤嶋に対し2死から小幡がライト前ヒットを放つも代打岡城は見逃し三振。9回表、三番手齋藤に対し今季初打席の井坪はショートフライ。高寺は四球で出るが、中野はセンターへのフライに、森下はセカンドへのライナーに倒れ、対ドラゴンズ戦の連勝は6で止まった。
◎ドラゴンズ8回戦……3-7
ドラゴンズの先発は金丸。1回表、森下がレフトホームランウィングに先制のソロホームランを放つ。タイガースの先発は今季初先発の早川。2回裏、ボスラーにライトスタンドにソロホームランを打たれて同点に。3回裏、田中に内野安打を打たれ、金丸はバント失敗の空振り三振に取ったが、カリステを歩かせ、福永の打席で重盗を許し、福永も歩かせて満塁に。村松にライト線に走者一掃のタイムリー三塁打を打たれ3点差とされる。細川の投手ゴロは早川が球をこぼしてエラーとなり一三塁に。しかしボスラーを空振り三振に取ると、石伊を三塁ゴロに打ち取り追加点は許さず。4回裏、土田にライトホームランテラスへソロホームランを打たれて4点差に。田中を歩かせたところで早川は降板。二番手は今季初登板の椎葉。金丸のバントは椎葉の二塁送球がそれてエラーとなり一二塁に。カリステは空振り三振に取ったが、福永を歩かせて満塁とされ、村松のセンター犠牲フライで5点差とされる。6回表、2死から中野が二塁打を放つも森下はレフトフライ。6回裏、三番手は今季初登板の畠。三者凡退に打ち取り、移籍以来の無失点記録をのばす。7回表、前川がライトホームランテラスにソロホームランを放ち4点差とする。7回裏、四番手及川は村松を歩かせ、細川は空振り三振に取ったがボスラーのライト前ヒットで一三塁とされ、石伊のライト犠牲フライでまたも5点差に。金丸は7回2失点で交代。8回表、二番手牧野に対し1死から代打木浪がレフト前ヒット。高寺もレフト前ヒットで続き、中野の四球で満塁とした。ここで牧野は降板。三番手杉浦に対し森下は二塁ゴロ併殺でチャンスを逸した。8回裏、五番手モレッタは田中にレフト前ヒットを打たれたが、代打板山を一邪飛に取ると、カリステをショートゴロ併殺に打ち取る。9回表、四番手福から佐藤輝がライトスタンドにソロホームランを放つも、後続は三者凡退で締められて連敗。
◎ドラゴンズ9回戦……2-0
タイガース高橋遥、ドラゴンズ高橋宏がまたも投手戦を繰り広げた。1回表、1死から中野がレフト前ヒット、森下がライト前ヒットの連打で一三塁としたが、佐藤輝の二塁への強いライナーは田中が好捕し、飛び出していた森下は帰塁したがタッチアウトで併殺に。藤川監督のリクエスト申請も判定は覆らず。2回裏、1死からボスラーにライト前ヒットを打たれるが、石伊を見逃し三振、鵜飼いを投手ゴロに打ち取る。4回表、中野は見逃し三振。森下は四球で出たが、佐藤輝、大山は連続空振り三振。4回裏、福永にセンター前ヒットを打たれたが、村松は一塁ゴロで二封。細川は徹底したインコース攻めのあとツーシームで空振り三振。ボスラーのショートゴロで二封と切り抜ける。6回表、高橋遥がレフト前ヒットで出ると、高寺は初球はバントの構えを見せながら、2球目をフルスイングしてライトスタンドに先制のツーランホームランを放つ。1死後、森下の二塁打と佐藤輝の申告敬遠で一二塁としたが、大山は空振り三振、前川はショートゴロに倒れて追加点はならず。7回表、小幡と伏見は連続空振り三振、高橋遥は見逃し三振に抑えられる。8回表、高寺は空振り三振、中野のセンター前ヒットと森下のレフト前ヒットで一二塁としたが、佐藤輝は空振り三振。これがこの試合、高橋宏の奪った15個目の三振となり、セ・リーグ記録にあと一つと迫られた。大山は二塁へのフライで、記録達成を阻む。高橋宏は8回2失点で無念の交代。9回表、二番手齋藤の前に三者凡退。9回裏、完封をかけて高橋遥はマウンドに。代打山本をライトフライ、代打阿部を三塁ゴロ、福永を一塁ゴロに打ち取って3試合連続完封勝利を達成。連敗を止めた。これはタイガースではジーン・バッキー以来の記録。ヒーローインタビューは4勝目の高橋遥。
◎ベイスターズ6回戦……2-10
ベイスターズの先発は平良。1回裏、高寺が左中間を破る二塁打を放ち、中野の一塁ゴロで三進。しかし森下は浅いライトフライに倒れ、佐藤輝は見逃し三振で先制機を逸した。2回裏、1死から福島がレフト線に二塁打。小幡は空振り三振に倒れたが、伏見はショートへの内野安打で一三塁に。しかし村上は空振り三振でここも先制できず。タイガースの先発は村上。3回までは丁寧な投球でベイスターズ打線を打ち取る。4回表、1死から佐野恵の一塁ゴロは大山のトスが村上に届かずエラーで出塁。宮崎は空振り三振に取ったが、山本にレフト前ヒットを打たれ一二塁とされ、京田のレフト前に落ちるタイムリーヒットは、福島が大きく弾いて一塁走者も一気にホームを突き、2点先制される。6回表、度会にショートへの内野安打を打たれるが、佐野恵の一塁へのライナーを大山が好捕し、度会が帰塁したがタッチの差で併殺に。宮崎はライトフライに打ち取る。6回裏、森下のレフトスタンドへのソロホームランで1点差に迫る。佐藤の四球と福島の右膝に当たる死球で2死一二塁としたところで、平良は交代。二番手はルイーズ。小幡と伏見が連続空振り三振に倒れ、同点機を逸した。7回表、1死から京田と勝又の連打で一二塁とされるが、林と代打ヒュンメルを連続空振り三振に取り切り抜ける。7回表、三番手レイノルズに対し2死から中野の二塁ゴロは林の悪送球がカメラマン席に入りテイクワンベースで二進。しかし森下は空振り三振で同点にはできず。村上は7回2失点で交代。8回表、二番手工藤は1死から度会にセンター前ヒットを打たれ、佐野恵の二塁ゴロ併殺は相川監督のリクエスト申請で判定が覆り、佐野恵が一塁に残る。宮崎のセンター前ヒットで一二塁とされるが、山本を二塁ゴロに打ち取り切り抜けた。8回裏、四番手中川虎から佐藤輝がレフト前ヒットを放つも、大山は空振り三振。福島の投手ゴロは中川虎に好捕され併殺に。9回表、三番手桐敷は京田のショート内野安打と勝又のレフト前ヒットで一二塁とされ、勝又の代走に神里。林のバントは伏見が三塁に送球するもその送球がそれ野選となり満塁に。代打ビシエドのライト前2点タイムリーヒットで3点差とされる。ビシエドの代走に成瀬。蝦名を歩かせ満塁に。度会のセンター前タイムリーヒットで4点差とされ、なおも満塁。桐敷はここで降板。四番手は畠。佐野恵にセンター前に2点タイムリーヒットを打たれ6点差とされると、一二塁から宮崎にスリーランホームランをレフトスタンドに打たれて9点差に。畠は移籍後初失点。しかしここから畠は三者凡退に抑える。9回表、五番手はタイガースに在籍していた変則左腕の岩田。2死から代打小野寺がレフト前ヒットを放つも高寺は空振り三振に倒れ、予想外の大敗。
◎ベイスターズ7回戦……1-3
タイガース大竹、ベイスターズ篠木の投手戦。1回表、蝦名にセンター前ヒットを打たれるも、度会を三塁へのフライに打ち取ると、ヒュンメルの三塁へのライナーで蛯名が飛び出し、佐藤輝が一塁の木浪に送球し蝦名は帰塁できず併殺に。1回裏、2死から森下がレフトフェンスに当たる二塁打を放ち、佐藤輝は申告敬遠。五番に入った前川は見逃し三振に倒れ、先制できず。2回表、2死から勝又にセンター前ヒットを打たれるも、牽制球で釣り出して一二塁間で挟殺。4回裏、1死から木浪がレフト前ヒットを放ち、坂本誠の打席で二盗。坂本誠はショートへのライナーでアウトになり、飛び出していた木浪が帰塁するも成瀬の返球でアウトに。6回裏、1死から佐藤輝が歩き、前川のセンター前ヒットで一三塁に。木浪のセンターへの犠牲フライで先制する。篠木は6回1失点で交代。7回裏、二番手ルイーズに対し2死から高寺がライト前ヒットと二盗。しかし中野は投手ゴロで追加点は取れず。8回裏、大竹に疲れが見えたところをベイスターズ打線に打たれる。1死から林にライト前ヒットを打たれ、成瀬のライト前ヒットと代打宮崎の四球で満塁に。蝦名のライト前タイムリーヒットで同点とされる。二塁走者宮崎の代走に柴田。度会にはレフト前に2点タイムリーヒットを打たれ、逆転される。ヒュンメルにもライト前ヒットを打たれて満塁に。ヒュンメルの代走に神里。佐野恵は一塁ゴロで本封し、松尾はライトフライに打ち取って追加点は許さず。8回裏、三番手中川虎の前に森下は微妙なボールをストライクと判定され見逃し三振。佐藤輝は空振り三振。前川は二塁ゴロと三者凡退。大竹は8回3失点で交代。9回表、二番手は及川。1死から林を歩かせるも成瀬をシートゴロ併殺に打ち取る。9回裏、クローザーの山崎に対し木浪は空振り三振、代打本山は移籍初打席だったが三邪飛。小幡の見逃し三振で逃げ切られた。大竹の交代期を見誤ったことが逆転負けの主因ではないかと思われる。
◎ベイスターズ8回戦……3-0
タイガース才木、ベイスターズ石田裕の投手戦。1回表、三森にライト前ヒットを打たれ、度会の打席で三森は二盗。藤川監督のリクエスト申請も判定は覆らず。度会をショートゴロに打ち取り、佐野恵を空振り三振に取るが、宮崎は歩かせて一二塁に。山本を見逃し三振に取り、切り抜ける。4回裏、それまで石田裕に完全に抑えられていたタイガース打線だったが、高寺の二塁ゴロを林が落球するエラーで出塁。中野のバントで二進。森下は三塁ゴロに倒れ、佐藤輝は申告敬遠。前川はセンターフライに倒れ先制できず。5回裏、木浪がライト前ヒットで出ると、梅野もレフト前に落ちるテキサス性のヒットで続き一二塁に。小幡の二塁ゴロで二封され、一三塁に。才木はセーフティスクイズを2度ファールにしてしまったが、3度目は一二塁間に転がし木浪が生還し先制。才木もセーフに。高寺は一塁ゴロで二封。一三塁とチャンスは続いたが、中野は空振り三振で追加点はならず。6回裏、佐藤輝のセンター左スタンドに入るソロホームランで2点差とする。石田裕は6回2失点で交代。7回裏、二番手宮城から梅野がライト前ヒットで出ると、小幡がバントで送り二進。代打嶋村はセンター前にプロ入り初安打となるタイムリーヒットを放つ。好投を続けていた才木は7回無失点で交代。8回表、二番手は岩崎。代打蝦名にレフト前ヒットを打たれるも、代打ヒュンメルをショートゴロ併殺に取ると、三森を一塁ゴロに打ち取る。8回裏、三番手若松の前に三者凡退。9回表、クローザーのドリスは1死から佐野恵にレフト前ヒットを打たれ、宮崎にはライト前に落ちるヒットで一二塁とされる。しかし山本をレフトへのフライに打ち取ると、京田を空振り三振に取り逃げ切った。ドリスは5セーブ。ヒーローインタビューは4勝目と先制スクイズの才木、10号ホームランを放った佐藤輝、プロ入り初安打初打点の嶋村。ベイスターズ戦の連敗をなんとか止める事ができた。
愛すれどTigers週間MVP
投手……才木浩人 前節と同様梅野と組んで好投。2試合連続で7回完封の投球。4勝目をあげて高橋遥と並んだ。藤川監督も投手と捕手の組み合わせではかなり苦慮しているが、才木には当分梅野と組ませるべきだろう。次点はもうどのチームも手も足も出ない無双の高橋遥。
野手……高寺望夢 トップバッターとして近本の穴を埋める活躍を見せている。センターの守備もそつなくこなし、他チームであればこのまま一番打者に固定し続けたいくらいの働きぶり。特にバンテリンドームで高橋宏から放った決勝ホームランにはしびれた。
次節は首位争いをするスワローズと神宮球場で2連戦。打線のつながりが悪くなっているだけに、こつこつとつなぐ野球を取り戻してもらいたい。1日おいて、甲子園に戻りカープ3連戦。なかなか調子が挙がってこない相手だけに取りこぼしは厄介。今節は復調なった西勇、無双状態の高橋遥、村上、大竹、才木でローテーションがまわせるので、今節のような苦しい試合は続かないだろう。走者と交錯してベンチで待機している大山もスタメンに復帰してくれると思うので、打線のつながりを期待したい。
(2026年5月11日記)