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佐藤輝と高橋が3・4月の月間MVP

 今節は神宮球場でスワローズ2連戦。第1戦は西勇が好投し、打線も吉村を打ちこみ先勝、第2戦では高橋遥人が先制されるも山野から逆転。しかしリリーフ陣が打たれて敗れる。このカードは1勝1敗。1日置いて甲子園球場でカープ3連戦。TORACOデー。第1戦、大竹が好投するも途中で力尽き栗林に一安打完封を許す。第2戦は村上が好投し、もう少しで完封というところまでいって連敗を止める。第3戦は才木がまたも梅野とのバッテリーで好投したが打線が岡本を打てず完封リレーを許す。このカードも1勝2敗。今節は2勝3敗。今季通算23勝17敗1分の勝率.575で2位。首位スワローズとは2.0差。打線が低調な中、高寺が一番センターに定着し、安定した活躍を見せている。また、3・4月の月間MVPに野手は佐藤輝、投手は高橋が受賞。JERAセ・リーグAWARD月間大賞と特別賞Mr.ZEROに高橋が選出された。

◎スワローズ7回戦……10-0
 スワローズの先発は吉村。1回表、高寺がレフトスタンド最前列に飛びこむソロホームランを放ち先制。1死後、佐藤輝の打球は吉村の右腕を直撃して強襲安打となり、吉村はそのまま降板。急遽二番手の小澤が登板。大山のセンターの頭を越すタイムリー三塁打で2点差とした。タイガースの先発は西勇。1回裏、丸山和にライト線に二塁打を打たれたが、サンタナを空振り三振に取ると古賀をショートゴロに打ち取る。内山は歩かせたが、武岡を三塁ゴロに打ち取り切り抜けた。3回表、好投を続ける小澤から高寺が歩き、森下の打席で二盗、森下のセンターフライで三進。しかしここは佐藤輝、大山が連続空振り三振に倒れて追加点はならず。3回裏、1死から丸山和にセンター前ヒットを打たれ、サンタナには右中間を破るかと思われる大飛球を打たれたが、高寺が好捕してセンターへのフライに。澤井もセンターフライと守備で西勇を盛り立てる。5回表、三番手木澤の前に三者凡退。6回表、四番手丸山翔に対し2死から大山が歩くも中野は見逃し三振に倒れる。7回表、五番手廣澤に対し2死からセンター前ヒットの小幡を置いて代打嶋村がプロ入り初となるツーラン圃無ランをレフトスタンドに放ち4点差とする。西勇は6回無失点で交代。7回表、二番手桐敷は2死から澤井に一塁ベースに当たる内野安打を打たれたが伊藤琉をショートゴロに打ち取る。8回表、六番手拓也から大山がレフトスタンドにソロホームランを放ち5点差とする。8回裏、三番手工藤は1死から丸山和とサンタナの連打で一二塁とされたが、古賀をライトへのフライに、内山を三塁ゴロに打ち取って切り抜けた。9回表、続投の拓也に襲いかかる。福島が右中間に二塁打を放つと、伏見は左中間を破るタイムリー二塁打で6点差に。小幡は空振り三振に倒れたが、代打元山は移籍後初安打となるライト前ヒットを放ち、高寺が歩いて満塁とする。ここで森下はバックスクリーン左に満塁ホームランを放ち10点差をつける。ここで拓也は降板。池山監督はリリーフ投手をるべく起用しないために一塁手のオスナをマウンドに七番手として送る。佐藤輝は四球で出たが、代打小野寺は二塁ゴロ併殺。急造投手から追加点を奪えず。9回裏、四番手湯浅は武岡、オスナ、宮本を三者凡退に打ち取り完封リレーを締めくくった。ヒーローインタビューは2勝目をあげた西勇。
◎スワローズ8回戦……2-4
 タイガース高橋遥、スワローズ山野の投手戦。1回表、1死から森下が左わき腹に死球。佐藤輝の投手ゴロで二進。大山が歩いて一二塁としたが、中野はセンタフライに倒れ先制できず。1回裏、丸尾真和にライト前ヒットを打たれ、暴投で二進をゆる留守。サンタナは空振り三振に取ったが、増田のセンター前タイムリーヒットで先制される。しかし内山を三塁ゴロ併殺に取り、最少失点にとどめる。3回表、2死から佐藤輝がライトを越える二塁打を放つと、大山もライトの頭を越えるタイムリー二塁打で同点に。さらに中野のレフト前タイムリーヒットで勝ち越した。以降、6回まで両投手は一歩も譲らぬ好投を見せる。山野は6回2失点、高橋遥は6回1失点で交代。7回表、二番手清水から伏見がライト前ヒットで出るが、小幡はバント失敗で空振り三振。代打嶋村はセンターフライに倒れ、高寺の三塁へのフライは高岡が捕球できずエラーとなり二三塁としたが、森下はセンターへのフライに倒れ、追加点は取れず。相手のミスにつけこめなかったことがこの後響いてくる。7回裏、二番手湯浅は増田にセンター前ヒットを打たれるも二塁を狙った増田を高寺が刺し、タッチアウト。池山監督のリクエスト申請も判定は覆らず。内山は歩かせたが。オスナをショートゴロ併殺に打ち取る。8回表、三番手荘司の前に佐藤輝、大山は空振り三振。中野は歩いたが、小野寺も空振り三振。8回裏、三番手桐敷が誤算。武岡にライト前ヒットを打たれ、代走に並木。石井の打席で並木は二盗。石井は右中間にタイムリー二塁打を放ち同点に。澤井には手首をかする死球、鈴木叶を空振り三振に取ったが、丸山和のレフト前ヒットで1死満塁に。ここで桐敷は降板。四番手はモレッタ。代打古賀に押し出し死球で勝ち越しを許すと、増田にはセンターに犠牲フライを打たれて2点差とされる。内山はショートゴロに打ち取ったが、この回は明らかに継投ミス。9回表、クローザーのキハダに対し、2死から福島が左中間に二塁打を放ち、高寺が歩いて森下につないだが、森下は捕邪飛に倒れて逃げ切られた。
◎カープ6回戦……0-2
 タイガース大竹、カープ栗林の投手戦。1回表、1死から辰己がプロ入り初安打をライト前ヒットに放つも、大竹は牽制球で釣り出し、一二塁間で挟殺。小園は空振り三振。1回裏、1死から森下翔の三塁ゴロを坂倉がこぼしエラーで出塁。佐藤輝は空振り三振に倒れたが、大山のライト前ヒットで一三塁とし、この試合唯一の得点機を迎えたが、中野はセンターフライに倒れて得点できず。3回裏まで両投手の好投で試合は動かず。4回表、2死からモンテロにレフトスタンドにソロホームランを運ばれ先制される。その後も5回裏まで両投手は好投。6回表、大盛の一塁ゴロを大山が捕球できずエラーで出塁を許す。大盛は二進。辰見のバントで三進。小園にセンター前タイムリーヒットを打たれ、追加点を許した。大竹は6回2失点で交代。7回表、二番手石黒はモンテロにセンター前ヒットを打たれるが、持丸を空振り三振に取ると、二俣は投手ゴロで二封。出田は歩かせて一二塁とされたが、栗林を見逃し三振に取り切り抜ける。8回表、三番手及川は2死から小園にヒットを打たれるも坂倉を二塁ゴロに打ち取る。9回表、四番手椎葉は2死から二俣にレフト前ヒットを打たれ、勝田の打席で嶋村が捕逸し二俣は二進。勝田は申告敬遠。栗林はショートゴロに打ち取り切り抜ける。9回裏、完封勝利をかけて栗林がマウンドへ。1死から高寺が歩き、森下翔の打席で二盗。しかし森下翔はショートゴロ、佐藤輝はセンターへのフライに打ち取られ、完封勝利を許してしまった。あまりにも栗林の状態がよすぎ、初回に攻略できなかったことがすべてとなってしまった。
◎カープ7回戦……3-1
 カープの先発は森下暢。1回裏、高寺がライト前ヒットで出ると、中野の打席で二盗。中野が歩いて一二塁とし、森下翔のセンターフライで高寺は三進。三塁送球の隙を狙い中野は二進し、二三塁とする。佐藤輝のライト前タイムリーヒットで先制。なおも一三塁で大山がレフトに犠牲フライを放ち2点差とする。ヒットエンドランで走っていた佐藤輝の帰塁をめぐり、新井監督がリクエスト申請するも、判定は覆らず。福島はセンターフライに倒れる。4回裏、佐藤輝のセンター左へのソロホームランで3点差に。1死から福島が二塁内野安打を放ち2死後、小幡の打席で二盗。小幡は申告敬遠。村上は空振り三振。タイガースの先発村上は4回までノーヒットと好投。5回表、坂倉に初めてセンター前ヒットを打たれる。1死後、持丸のライト前ヒットで一二塁に。田村の二塁ゴロの間に二三塁と進塁を許したが、勝田の投手ゴロを村上が好捕して打ち取る。5回裏、高寺が二塁内野安打で出ると、中野の打席でこの試合2つ目の盗塁。中野の二塁ゴロで三進。しかし森下翔はショートゴロに倒れ、佐藤輝は空振り三振で追加点はならず。森下暢は6回3失点で交代。7回裏、二番手はアンダースローの鈴木。三者凡退に抑えられる。7回裏、三番手は左腕の塹江。2死から高寺が猛打賞となるレフト前ヒットを放つも中野は投手ゴロに倒れる。8回裏、四番手益田に対し2死から大山がライト前にテキサス性のヒットを放つも福島は三塁ゴロに倒れる。危なげない投球で完封を狙う9回表、村上は1死から大盛を一塁ゴロに打ち取ったに見えたが、イレギュラーバウンドで大山が捕球できずライト前ヒット。野間のライト前ヒットで一二塁に。小園は空振り三振に取ったが、坂倉にレフト前にタイムりヒットを打たれて完封を逃す。一三塁となり、村上は無念の降板。クローザーはドリス。坂倉の代走、辰見が二盗して二三塁とされたが、モンテロをレフトへのライナーに打ち取り、逃げ切った。ドリスは6セーブ。ヒーローインタビューは先制打とリーグトップの11号ホームランを放った佐藤輝と2勝目をあげた村上。TORACOデーで、小学生の女子2人がインタビューをした。勝った時の自分へのご褒美を問われ、村上は「おいしいものを食べる」、佐藤輝は「風呂にゆっくり入る」と答えた。
◎カープ8回戦……0-1
 タイガース才木、カープ岡本の投手戦。3回表、才木は持丸、二俣、岡本を三者三振と快調に飛ばす。3回裏、1死から福島が三塁ゴロエラーで出塁。才木はスリーバント失敗に終わったが、高寺がチーム初安打となるライト前ヒットで出ると、中野の打席で持丸が捕逸して二進。中野が歩き満塁としたが、森下翔はセンターフライに倒れる。4回表、大盛にチーム初安打となるライト前ヒットを打たれるが、菊池の打席で大盛を牽制死に取る。菊地を歩かせ、小園のライト線への二塁打で二三塁に。坂倉の二塁ゴロで中野は本塁に送球するも菊池は三塁に帰塁して満塁に。モンテロを投手ゴロに打ち取り本封すると、野間をレフトフライに打ち取って切り抜けた。4回裏、佐藤輝がライト前ヒットで出ると、2死後、梅野がレフト前ヒットで一二塁とし、福島の打席で持丸はまた捕逸。福島は申告敬遠で満塁としたが、才木はショートゴロで先制できず。7回表、坂倉がレフトの頭を越す二塁打で出ると、代打矢野のバントで三進。ここで坂倉の代走に辰見。野間にレフト前タイムリーヒットを打たれて先制され、これが決勝点となった。持丸は二塁ゴロ併殺に打ち取る。7回裏、梅野がショートへの内野安打で出ると、福島のバントで二進。代打嶋村を送ると、岡本は交代。二番手は高。嶋村の投手ゴロで梅野は三進。しかし高寺は見逃し三振で同点機を逸する。才木は7回1失点で交代。8回表、二番手及川は三者凡退に抑える。8回裏、三番手ハーンから中野がレフト前ヒットで出るも森下翔はライトフライに倒れ、佐藤輝のレフト前の当たりを辰見に好捕され、飛び出していた中野は一塁に帰塁できず併殺に。9回表、三番手岩崎は菊池を見逃し三振に取ると、小園の一二塁間の当たりは中野が好捕して二塁ゴロに。辰見のセーフティバントは大山が捕球したがベースカバーに誰も入れずに内野安打となる。しかし矢野の打席で辰見を牽制球で釣り出し、一二塁間で挟殺。打線の奮起を待つ。9回裏、クローザーには中崎。1死から木浪が歩き、代走は植田。しかし梅野はライトフライ、福祉士島は二塁ゴロに倒れ、完封リレーを許し、このカードも負け越した。

愛すれどTigers週間MVP
投手……村上頌樹 好投しながらもなかなか勝利がつかなかったが、やっと今季2勝目。完封を逃した上にドリスに最後を託す形になり、ヒーローインタビューでも「気持ちの整理がついていない」と自らを戒めていたが、高いところに自分の目標を置いているところがエースの自覚というところなのだろう。次点はまたも好投して2勝目をあげた西勇。
野手……高寺望夢 完全にトップバッターに定着し、センターの守備でも光るところを見せ、カープ戦では2盗塁して欠場中の近本を抜く今季7個目の盗塁を記録した。地下もが復帰した時、藤川監督はポジションをどう動かすか。もしかしたら高寺をセンターで使い続け近本をレフトにまわすかもしれない。次点はまたも甲子園のセンター方向にホームランをたたきこんだ佐藤輝。

 次節は交流戦前最後のリーグ戦。まずは倉敷と甲子園でドラゴンズ3連戦。西勇、高橋遥、に加えてもう一枚誰を持ってくるか。今季相性のいい相手だけに、打線の復調を期待したい。続いて東京ドームでのジャイアンツ戦。5連勝と調子づいた今節に続き、次節ではスワローズ、そしてタイガースと上位チームと対戦。出る杭は打っておきたい。大竹、村上、才木で今度こそ3連勝といきたいところ。そのためにも打線の復調は必須。ここのところヒットの出ていない森下の奮起に期待したい。好成績で交流戦を迎えたいものだ。

(2026年5月18日記)


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