愛すれどTigers


交流戦は最下位免れる

 今節は甲子園球場で雨天延期の予備日2試合。まずはライオンズ戦。才木と竹内の投手戦は打線が振るわず完封リレーで1点差の敗戦。イーグルス戦は大竹が好投し、相手のエラーにも助けられて大勝し、今節は1勝1敗。今季通算34勝29敗1分の勝率.540でスワローズと同率2位。首位ジャイアンツとは0.5差。交流戦は6勝12敗で9位に終わったが、最終戦に敗れていれば最下位になるところだっただけになんとか持ちこたえたというところか。どちらにせよ苦しい交流戦だった。なお、高橋遥が交流戦優秀選手賞に選出された。まさに、高橋頼みの交流戦だったと言えるだろう。

◎ライオンズ3回戦……0-1
 タイガース才木、ライオンズ竹内の投手戦。1回表、2死から長谷川にレフト前ヒットと二盗で先制機を作られるが渡部を空振り三振に取る。1回裏、1死から中野のレフト前ヒット、森下の空振り三振のあと、中野の二盗でチャンスを作るも佐藤輝は空振り三振に倒れる。2回表、2死から石井一にセンター前ヒットを打たれ、西川の降り逃げで一二塁とされたが、竹内を二塁ゴロに打ち取り切り抜ける。2回裏、大山がレフト前ヒットで出るも、高寺の二塁ゴロで二封。立石は空振り三振。坂本の打席で高寺が二盗するが、坂本は見逃し三振に倒れる。3回裏、才木がセンター前ヒットで出ると、熊谷のバントで二進。しかし中野は三塁ゴロ、森下は一塁へのライナーに倒れる。4回表、渡部がセンター前ヒットで出るも、コジマのバントは捕邪飛に。カナリオの三遊間の当たりは熊谷が好捕して二封。石井一は見逃し三振。4回裏、佐藤輝、大間は連続見逃し三振。高寺は空振り三振と竹内は絶好調。5回表、西川のセンター前ヒットと竹内のバントで1死二塁とされ、桑原にセンター前にタイムリーヒットを打たれて先制を許す。これが決勝点となる。6回表、2死からカナリオにレフト前ヒットを打たれたが、石井一のライトの頭上を襲う当たりは佐藤輝が好捕し才木を盛り立てる。才木は6回1失点で交代。7回表、二番手工藤は西川、代打山村、桑原を三者三球三振のイマキュレートイニングを達成。竹内は6回無失点で交代。7回裏、二番手はウィンゲーター。佐藤輝がレフト前ヒット。1死後、高寺の打席で佐藤輝が二盗。判定はアウトだったが藤川監督のリクエスト申請で覆り二盗成功。高寺のライト線のヒットで一三塁としたが、立石は見逃し三振。代打嶋村は二塁ゴロ炉で得点できず。8回表、三番手木下は1死から長谷川にショート内野安打を打たれ、渡部にはレフト前ヒットで一二塁に。コジマのショートゴロで二三塁とされたが、カナリオのヒット性のショートゴロを熊谷が好捕してショートゴロに打ち取り切り抜ける。8回裏、三番手篠原に対し2死から中野が歩くも森下はショートゴロに倒れる。9回表、四番手及川は1死から西川のレフト前ヒットと古賀悠の投手強襲ヒットで一二塁とされたが、桑原を空振り三振、滝澤をレフトフライに打ち取り切り抜けた。9回裏、クローザーの甲斐野に対し2死から高寺が四球を選ぶが、立石は空振り三振に倒れて逃げ切られ、ライオンズの交流戦優勝が決まった。試合終了後、ベンチで悔し涙を流す立石の姿があった。それは森下の新人時代に流したものと同じである。
◎ゴールデンイーグルス3回戦……10-3
 イーグルスの先発は前田健。2回裏、佐藤輝がセンター前ヒットを放ち、大山のレフトスタンドに飛びこむツーランホームランで先制する。タイガースの先発は大竹。4回表、1死から佐藤直にレフト前ヒットを打たれるも辰巳の三塁ゴロ併殺で切り抜ける。4回裏、1死から佐藤輝が右中間を破る二塁打を放つが、大山と高寺は連続空振り三振で追加点は取れず。5回表、1死から黒川に一塁内野安打を打たれ、浅村のライト前ヒットで一三塁に。しかし村林をショートゴロ併殺に打ち取り大竹は吼えた。前田健は5回2失点で交代。6回裏、二番手藤原から中野がセンター前ヒット、森下もセンター前ヒットで一二塁とし、佐藤輝が歩いて満塁に。大山のライトへの犠牲フライで3点差に。返球の間に森下は三振して一三塁とする。高寺のセーフティスクイズが決まって森下が生還し4点差に。大竹は6回無失点で交代。7回表、二番手工藤は三者凡退に抑える。7回裏、三番手宋家豪に対し、1死から代打糸原がショートへのフライを打ち上げたが、村林が外野手とお見合い、野手の間に落ちる二塁打となる。代走に植田。2死後、中野のライト前タイムリーヒットで5点差とし、中野は返球の間に二進。森下の左中間を破るタイムリー二塁打で6点差をつけた。8回表、三番手及川は黒川にセンター前ヒットを打たれる。1死後、村林の左中間を破る二塁打で二三塁とされ、石原を三塁ゴロに打ち取るも佐藤輝が一塁へ悪送球し、走者一掃のタイムリーエラーとなり4点差に。石原は二進。代打渡邊佳の二塁ゴロで三進。ここで及川は降板。四番手ドリスは平良の投手強襲のタイムリー内野安打で3点差とされたが、佐藤直はライトフライに打ち取り、追加点は許さず。8回裏、四番手九谷から大山がレフト前ヒットを放つと高寺のショートゴロは村林が弾いてエラーで一二塁に。大山の代走に小野寺。坂本のバントで二三塁とし、熊谷のセーフティーバントで5点差とし、浅村の悪送球で熊谷は一塁に残る。代打前川のレフト線への二塁打で二三塁とし、福島のライトへの2点タイムリーヒットで7点差に。9回表、五番手石黒は2死から黒川を歩かせたが、浅村をセンターフライに打ち取り締めくくった。ヒーローインタビューは3勝目をあげた大竹と先制ホームランなど3打点の大山。

愛すれどTigers週間MVP
投手……工藤泰成 ライオンズ戦では3者連続3球三振というイマキュレートイニングを達成。イーグルス戦も勝ちパターンに入り三者凡退。試合を重ねるごとに自信をつけ、昨シーズンの石井ほどの信頼感はまだないにしても、非常に頼れる存在になってきている。リーグ戦に戻っても、この調子で勝ちパターンにはまる活躍を期待したい。次点は久々の勝利を挙げた大竹。
野手……大山悠輔 イーグルス戦の先制ホームランを含む3打点で、復調の兆しを見せた。この交流戦の打率は1割台と振るわなかったけれど、これをきっかけにリーグ戦での完全復調を期待したい。

 次節はリーグ戦再開。横浜スタジアムでベイスターズ3連戦。ベイスターズも交流戦は不調に終わって、巻き返しを期しているはず。まずは村上と高橋遥で確実にカード勝ち越しを決めたい。悪夢のような交流戦は終わった。しかしシーズンはまだまだ先が長い。昨シーズンは苦しんだ交流戦のあと、11連勝で独走態勢を作った。そこまでは期待してないけれど、まずは交流戦で失った敗戦の分を取り返してもらいたい。

(2026年6月18日記)


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