愛すれどTigers


ジャイアンツと同率首位で折り返し

 今節は9連戦の最後の3連戦となる甲子園球場でのベイスターズ戦。第1戦は大竹が好投するも平良との投手戦に敗れ、リリーフ陣が打たれて敗れる。第2戦、下村は好投するもプロ入り初勝利はお預け。高寺のサヨナラ打で勝つ。第3戦は高橋遥が打たれたが、一時は逆転したもののまた追いつかれ、シーソーゲームは森下の犠牲フライでけりをつけ、このカードは2勝1敗。1日置いて甲子園球場での首位攻防戦となるジャイアンツ第1戦は才木が完封目前でダルベックに逆転ホームランを打たれ、直後に追いついたものの岩崎が伏兵小濱にホームランを打たれ敗れる。第2戦は伊原が打たれ、打線もふるわず連敗。第3戦は村上が完封し、佐藤輝のソロホームランを守り切り連敗を止め、このカードは1勝2敗。今節は3勝3敗。今季通算50勝40敗1分の勝率.556でジャイアンツと同率首位。3位スワローズとは6.5差。オールスター前の折り返しでジャイアンツと同率首位は球団史上初めて。

◎ベイスターズ11回戦……0-7
 タイガース大竹、ベイスターズ平良の投手戦。1回表、勝又にレフト前ヒットを打たれるも、牧は見逃し三振、佐野恵は二塁ゴロで二封、新外国人のエンカーナシオンは三塁ゴロで二封。2回裏、1死から大山がセンター前ヒット。高寺が歩いて一二塁に。しかし坂本誠は三邪飛。小幡は空振り三振で先制できず。3回裏、2死から福島が爪先に死球。森下の打席で福島は二盗。森下が歩いて一二塁としたが、佐藤輝はセンターフライに倒れる。5回表、宮下にライトポール際にソロホームランを打たれて先制点を許す。6回表、2死からエンカーナシオンを歩かせ、宮崎の三塁強襲の内野安打で一二塁に。ここで大竹は交代。二番手の木下は蝦名を見逃し三振に取り切り抜ける。平良は6回無失点で交代。7回裏、二番手宮城の前に三者凡退。8回表、三番手セベリーノは牧を歩かせ代走に三森。佐野恵も歩かせ一二塁に。エンカーナシオンにレフトスタンドにスリーランホームランを打たれて4点差とされる。後続は三者凡退。8回裏、三番手レイノルズに対し近本からの好打順も三者凡退。9回表、四番手津田は古市にレフト前ヒットを打たれ、神里を歩かせ一二塁に。勝又のセンター前タイムリーヒットで5点差に。三森は二塁ゴロで二封し一三塁に。佐野恵の打席で三森は二盗。佐野恵のショートゴロは小幡がバックホームするもわずかに間に合わず野選でホームインされ6点差に。一三塁から柴田のセンターへの犠牲フライで7点差とされる。なおも代打度会のセンター前ヒットで一二塁とされたが、蝦名を一塁へのフライに打ち取り、長いイニングが終わった。9回裏、四番手松本凌の前に佐藤輝、大山、高寺は三者凡退と全く手も足も出ず大敗。切り札として獲得したセベリーノも中継ぎとして期待している津田も期待を大きく裏切った。
◎ベイスターズ12回戦……2-1
 タイガース下村、ベイスターズ篠木の投手戦。1回裏、1死から中野がショート内野安打を放つも森下と佐藤輝は外野フライに倒れる。2回裏、大山がセンター前ヒットを放ち、立石は見逃し三振に倒れたが、元山はレフト前ヒットで一二塁とする。しかし坂本誠は空振り三振、下村は見逃し三振で先取点は取れず。4回表、1死から牧にレフトスタンドにソロホームランを打たれて先制される。佐野恵にもライト前ヒットを打たれたが、度会をレフト府政、筒香を見逃し三振に取り切り抜けた。5回表、2死から戸柱に二塁打を打たれるも篠木を空振り三振に取る。5回裏、元山が歩き、坂本誠のレフト線への二塁打で二三塁とし、下村の当たり損ねのショートゴロで三封される間に元山が生還して同点に。近本の二塁ゴロで二封。中野のライト前ヒットで一二塁とし、ここで篠木は降板。二番手は松本凌。森下はセンターフライに倒れる。6回表、勝又にショートへ内野安打を打たれ、牧の打席で暴投し勝又は二進。牧は見逃し三振、佐野恵はショートゴロで勝又は三進。度会を一塁ゴロに打ち取り切り抜けた。6回裏、三番手マルセリーノの前に佐藤輝、大山、立石は三者凡退。下村は6回1失点で交代。7回表、二番手工藤は2死から宮下にライト前ヒットを打たれるも後続を断つ。工藤は8回表も好投。7回裏、四番手はもとタイガースの浜地。三者凡退に仕留められる。8回裏、五番手伊勢に対し1死から中野がレフト前ヒット。森下はセンターフライに倒れたが、佐藤輝の打席で伊勢は暴投し、中野は二進。佐藤輝は申告敬遠。大山は見逃し三振に倒れ、得点できず。9回表、三番手岩崎は三者凡退に打ち取る。9回裏、続投の伊勢は代打福島を三振に取り、元山の打席の途中で指に異常を訴えて降板。六番手はもとタイガースの岩田。変則左腕の前に元山と坂本誠は空振り三振。試合は延長戦に。10回表、四番手ドリスは三者凡退に抑える。10回裏、続投の岩田に対し1死から近本が歩き、中野のショート強襲安打で一二塁に。しかし森下がレフトフライに倒れ、佐藤輝は四球で満塁に。ここで岩田は降板。七番手吉野の前に大山は空振り三振でサヨナラのチャンスを逸する。11回表、五番手木下は代打宮崎を歩かせ代走に三森。勝又のバントで二進。牧は申告敬遠。佐野恵の打席で重盗を決められるが。佐野恵は空振り三振。度会には爪先に死球で満塁に。しかし筒香を空振り三振に取り切り抜ける。11回裏、八番手の宮城に対し1死から元山がレフト前ヒット。坂本誠のバントで二進。高寺はセンターの上を越すサヨナラタイムリー二塁打を放ち、けりをつけた。木下は2勝目。ヒーローインタビューは移籍後初のスタメンで同点とサヨナラ打のおぜん立てをした元山とサヨナラ打の高寺。
◎ベイスターズ13回戦……5-4
 タイガースの先発は高橋遥。1回表、勝又にセンター前ヒットを打たれ、1死後、佐野恵は空振り三振。その間に勝又が二盗を試みるもアウトに。しかし相川監督のリクエスト申請で判定が覆り、2死二塁に。エンカーナシオンに右中間を破るタイムリー二塁打を打たれて先制される。宮崎は三塁ゴロに打ち取り追加点は許さず。ベイスターズの先発はもとタイガースの藤浪。1回裏、近本がライト前ヒットで出ると、1死後、森下が歩いて一二塁に。しかし佐藤輝と大山は連続空振り三振に倒れる。2回裏、1死から高寺のセンター前ヒットと伏見のライト前ヒットで一二塁とし、高橋遥のバントで二三塁に。近本が歩き満塁としたが、中野は見逃し三振で得点できず。3回表、藤浪がショート内野安打。勝又のショートゴロで二封。牧を空振り三振に取ると、佐野恵の打席で勝又が二盗を試みるも伏見が刺す。3回裏、2死から大山が脇腹に死球。元山の四球と高寺のショート内野安打で満塁とし、伏見のライト前タイムリーヒットで同点に。4回表、佐野恵と松尾のヒットで2死一二塁とされたが、蝦名をライトフライに打ち取る。5回裏、2死から元山が歩き、ここで藤浪は降板。二番手岩田の前に高寺は二塁ゴロ。6回表、牧にレフトポール際にソロホームランを打たれ、1点差に。6回裏、続投の岩田に対し伏見がショートへの内野安打で代走に福島。代打坂本誠のバントで二進。近本のセンター前タイムリーヒットで同点に。中野のライト前ヒットで一二塁とし、岩田はここで降板。三番手松本凌に対し森下は二塁ゴロで二封。しかし藤川監督のリクエスト申請で判定が覆り、ショートのベースタッチが遅れた宮下にエラーがついて満塁に。佐藤輝は空振り三振に倒れたが、大山がセンター前2点タイムリーヒットで勝ち越し、2点差に。7回表、二番手は工藤。蝦名にレフト前ヒットを打たれ、宮下の二塁ゴロはバックトスをした中野の悪送球で一二塁に。代打林がバントで送り二三塁に。勝又のショートゴロの間に蝦名が生還して1点差に。2死二塁から牧のレフト線タイムリー二塁打で同点にされた。7回裏、四番手浜地の前に三者凡退。8回表、三番手岩崎は2死からエンカーナシオンをライトフライに打ち取るも森下の落球でエンカーナシオンは二進。しかし蝦名をレフトフライに打ち取り切り抜ける。8回裏、五番手マルセリーノから近本がライト線に二塁打を放つと、中野のバントで三進。森下がライトに犠牲フライを放ち、勝ち越す。9回表、クローザーのドリスは宮下をセンターフライ、代打度会を二塁ゴロに打ち取ると、勝又の一二塁間を抜けるかというあたりを中野が好捕して二塁ゴロに打ち取り、逃げ切った。岩崎が2勝目。ドリスは17セーブ。ヒーローインタビューは復帰後初の猛打賞の近本、2点タイムリーヒットの大山、移籍後初の猛打賞の伏見。
◎ジャイアンツ15回戦……2-4
 タイガース才木、ジャイアンツウィットリーの投手戦。1回裏、1死から中野が歩き森下のセンター前ヒットで一三塁に。佐藤輝は捕邪飛に倒れ、大山も一邪飛に打ち取られる。2回表、ダルベック、大城、笹原を三者空振り三振に取る。2回裏、1死から高寺が歩き、梅野は左わき腹に死球。才木のバントをウィットリーが一塁へ悪送球し、その間に高寺が生還して先制。3回表、1死から石塚を歩かせ、ウィットリーのバントで二進。しかし浦田は空振り三振に取る。4回裏、元山がレフト前ヒットで出、高寺の一塁ゴロで二進。しかし梅野の一塁へのライナーで元山が飛び出し帰塁できず併殺に。6回裏、1死から大山が歩き、もし山のライト前ヒットで一二塁に。2死後、梅野のショート内野安打で満塁としたが、才木は空振り三振で追加点は取れず。ウィットリーは6回1失点で交代。7回裏、二番手中川の前に三者凡退。8回表、代打キャベッジと佐々木を連続空振り三振に取り、石塚にはライト前ヒットを打たれ、代走に小濱。代打丸も空振り三振に取る。8回裏、三番手森田から佐藤輝が歩き、大山は空振り三振に倒れたが、元山のバントで二進。しかし高寺は空振り三振に倒れる。9回表、完封勝利をかけた才木は浦田にレフト前ヒットを打たれ、松本のバントで二進。泉口の二塁ゴロで三進。ダルベックにはレフトスタンドに逆転のツーランホームランを打たれ、才木はしばらくしゃがんで動けず。佐藤輝の声掛けで立ち直り、大城は見逃し三振に取る。9回裏、クローザーのR・マルティネスに対し1死から代打福島がショートを襲う内野安打で出ると、代走に植田。近本が歩き、中野のライト前ヒットで満塁に。ここで森下はライトへ犠牲フライを放ち同点に追いつく。佐藤輝の打席で中野が二進し二三塁としたが、佐藤輝は空振り三振でサヨナラはならず、延長戦に。10回表、二番手は岩崎。内野安打のキャベッジを佐々木のバントで二進され、小濱にプロ入り第1号となるツーランホームランをレフトスタンドに打たれてしまう。10回裏、五番手田中瑛に対し1死から元山が移籍後初の猛打賞となるライト前ヒットを放つ。高寺の二塁ゴロで二封。代打立石は見逃し三振で逃げ切られた。伏兵小濱のホームランという予想外の一発を食らったのが痛かった。
◎ジャイアンツ16回戦……1-5
 タイガースの先発は伊原。1回表、浦田にレフト前ヒットを打たれ、松本のレフトフライで二進。しかし笹原とダルベックを連続空振り三振に取り切り抜ける。ジャイアンツの先発は竹丸。1回裏、レフト前ヒットの近本を中野がバントで送るが、森下と佐藤輝は凡退。2回裏、1死から元山が歩き、立石のライト前ヒットで一二塁に。伏見のレフト前ヒットで満塁としたが、伊原は見逃し三振、近本はセンターフライに倒れ先制できず。3回裏、1死から森下のセンター前ヒットと佐藤輝の左手に当たる死球、大山の四球で満塁とし、元山のレフトへの犠牲フライで先制する。しかし立石はライトフライに倒れて大量得点はできず。4回表、ダルベックにバックスクリーンに同点のソロホームランを打たれると、大城には背中に死球。小濱のショートゴロは元山がこぼしてエラーで一二塁に。佐々木にはライトの上を越すタイムリー二塁打で勝ち越され、なおも二三塁。石塚にライト線に2点タイムリー二塁打を打たれ、3点差とされる。しかし後続を断ち、なんとか攻撃を止める。伊原は4回4失点で降板。5回表、2番手モレッタは笹原にレフト前ヒットを打たれるも後続を断つ。6回表、三番手の及川が佐々木にバックスクリーンにソロホームランを打たれて4点差に。7回表、続投の及川は松本に右中間を破る二塁打を打たれ、笹原の一塁ゴロで三進。しかしダルベックはショートゴロに打ち取り、大城には腰に死球で一三塁とされたが、小濱を二塁ゴロに打ち取る。竹丸は6回1失点で交代。7回裏、二番手船迫から代打高寺がセンター前ヒットを放つも後続は3者凡退。8回表、4番手セベリーノは1死から石塚にセンター前ヒットを打たれるも後続を断つ。8回裏、3番手赤星に対し2死から大山がレフト前ヒットを放つも元山は空振り三振。9回表、5番手門別は3者凡退に抑える。9回裏、4番手森田から立石がレフト前ヒットを放つも代打ガルシアは二塁へのフライ、坂本誠はショートゴロ併殺で完敗。ついに首位の座を明け渡した。
◎ジャイアンツ17回戦……1-0
 タイガース村上、ジャイアンツ小笠原の投手戦。1回裏、近本がセンター前ヒットを放ち中野のバントで二進。しかし森下は空振り三振、佐藤輝はセンターフライに倒れる。3回裏、1死から近本がショート内野安打で出ると、中野がセンター前ヒットで続く。しかし森下は空振り三振、佐藤輝は投手へのライナーでここも先制できず。4回表、1死から泉口がレフト前ヒット。立石の悪送球で二進。しかしダルベックを空振り三振に取り、佐々木は二塁ゴロに打ち取る。4回裏、大山がライト前ヒット。元山のバントで二進。一塁もセーフではないかと藤川監督がリクエスト申請したが、判定は覆らず立石の一塁ゴロで大山は三進。坂本誠は申告敬遠。村上は二塁ゴロに倒れる。6回裏、佐藤輝のバックスクリーンに入るソロホームランで先制。7回裏、2死から中野と森下の連打で一三塁としたが、佐藤輝は二塁ゴロ。8回表、石塚にセンター前ヒットを打たれ、代走に小濱。笹原のバントで二進。山瀬はショートゴロに打ち取り、代打丸を歩かせたが浦田は二塁ゴロに打ち取る。小笠原は7回1失点で交代。8回裏、二番手堀田から大山がショート泉口のエラーで出塁。元山の二塁ゴロで二封。元山の代走に熊谷。高寺の打席で熊谷は二盗を試みるも憤死。高寺は歩いたが、坂本誠はショートゴロに倒れる。9回表、完封を目指す村上は、松本と泉口の連打で無死一二塁とされたが、ダルベックを二塁ゴロ併殺に打ち取り、佐々木を空振り三振にとって完封勝利。ヒーローインタビューは決勝ホームランの佐藤輝と完封で8勝目をあげた村上。

愛すれどTigers週間MVP
投手……村上頌樹 ジャイアンツとの首位決戦で3連敗しそうになるところを完封勝利。この1勝は大きい。これでジャイアンツと同率首位になっただけでなく、ずるずるといきそうになる雰囲気を気迫で止めた。まさにこれこそがエースの仕事。文句なしのMVP。
野手……元山雄飛 なかなか固定できないショートのスタメンに抜擢されると、移籍後初の猛打賞などで存在感を示した。大学時代に二遊間を組んだ中野との息も合い、好守にはつらつとしたところを見せてくれた。ライオンズを戦力外となりあとがなくなったという危機感のもと、きっと準備を怠らずしてきたのだろう。ヒーローインタビューでもファンを沸かせてくれた。翌日の伏見とともに、今後のお立ち台での発言も楽しみだ。

 次節はフレッシュオールスターとオールスター2試合の後、1日置いて神宮球場でのスワローズ戦。そして長期ロードの始まりとなる。オールスターブレークでも主力は出場するので疲れが取れるということはないかもしれないけれど、大いに楽しんでリフレッシュしてもらいたい。投手陣は高橋遥とドリス以外はゆっくりと過ごせるはず。特に才木と村上にはこの期間を利用してリフレッシュし、後半戦のスタートダッシュに貢献してもらいたい。僅差での登板の続いた工藤など、いい休養になるのではないか。無論、オールスターでのタイガース勢の活躍も楽しみにしている。

(2026年7月27日記)


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