今節はまず東京ドームで同率首位のジャイアンツ3連戦。初戦は村上が好投し、打線が山崎伊をノックアウトし先勝。第2戦は高橋遥が好投し、打線は井上をこれもノックアウトし連勝。第3戦は下村が好投し、坂本誠の逆転ホームランで勝つ。このカードは3勝0敗。マツダズームズームスタジアムに移動しカープと3連戦。第1戦は才木が不調で打ち込まれ、打線は森下暢の前に沈黙し敗れる。第2戦は大竹が打ち込まれて斉藤優の前に打線が振るわず連敗。第3戦は伊原が好投し、打線もつながり連敗を止める。このカードは1勝2敗。今節は4勝2敗。今季通算59勝46敗1分の勝率.562で2位ジャイアンツと2.0差。3位にスワローズが浮上し9.5差。なんといっても同率首位だったジャイアンツを一気に突き放したのが大きかった。その反動でカープに連敗したが、伊原が食い止めたのも大きかった。才木がコンディション不良で登録を外れたのが心配だが、下村や伊藤将が計算できそうなのでコンディションを整えて早く戻ってきてほしい。
◎ジャイアンツ18回戦……9-1
ジャイアンツの先発は山崎伊。1回表、近本がセンター前ヒットで出ると、中野のバントで二進。しかし森下と佐藤輝は連続空振り三振に倒れる。タイガースの先発は村上。1回裏、浦田にレフト前ヒットを打たれるが、松本とのヒットエンドランは松本が二塁へのライナーに倒れ、飛び出していた浦田は帰塁できず併殺に。泉口は二塁へのフライに打ち取る。2回裏、ダルベックを歩かせたが、岸田を二塁ゴロ併殺に打ち取り、笹原は空振り三振。3回表、1死から近本がライトスタンドに先制のソロホームランを放つと、2死後、森下はレフトスタンド中段へソロホームランを放ち2点差に。3回裏、1死から石塚に右中間を破る二塁打を打たれたが、山崎伊の二塁ゴロで三進。浦田を歩かせ一三塁とされるも松本を三塁ゴロに打ち取る。4回裏、1死からダルベックにレフトスタンドにソロホームランを打たれて1点差に迫られる。村上はそれ以降は安定した投球。6回表、佐藤輝と大山が連続四球で一二塁とし、前川のレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打で2点差に戻し、二三塁と攻める。前川の代走に高寺。1死後、元山は前進守備のセンター松本の頭を越す2点タイムリー三塁打を放ち、4点差に。ここで山崎伊は降板。二番手は田和。村上は空振り三振。近本の打席で田和が暴投し、元山が生還して5点差に。7回表、続投の田和から森下がバックスクリーンにソロホームランを放ち6点差に。8回表、三番手代木に対し1死から元山が歩き村上のバントで二進。しかし近本はレフトへのフライに倒れる。9回表、続投の代木に対し1死から森下が歩くと、佐藤輝がライト観覧席の上の看板に当たるツーランホームランで8点差とする。村上は8回1失点で交代。9回裏、二番手及川は三者凡退で締め、首位攻防戦の初戦を取った。ヒーローインタビューは9勝目をあげた村上。
◎ジャイアンツ19回戦……5-1
ジャイアンツの先発は井上。1回表、1死から中野が歩き、森下のセンター前タイムリーヒットで一二塁とし、佐藤輝のレフト前タイムリーヒットで先制。レフトからのバックホームの間に森下は三進。佐藤輝も二塁を狙うが、ジャイアンツの守備の乱れのおかげで一塁に帰塁。大山のレフトへの犠牲フライで2点差とする。前川が歩いて一二塁とするが、伏見は三塁ゴロで追加点は取れず。タイガースの先発は高橋遥。1回裏、2死から泉口にライト線に二塁打を打たれ、ダルベックを歩かせて一二塁とされるが、石塚を空振り三振に取る。3回表、1死から森下がバックスクリーン右にソロホームランを放てば、続く佐藤輝もライトスタンドにソロホームランを放ち4点差とする。4回表、2死から近本が歩き、中野のレフト前ヒットと森下の左肘への死球で満塁としたが、佐藤輝はショートゴロに倒れる。4回裏、泉口に左中間を破る二塁打を打たれるも、ダルベックを見逃し三振、石塚も見逃し三振、笹原を二塁ゴロに打ち取り切り抜ける。5回表、1死から前川のセンター前ヒットと伏見のセンター前ヒットで一二塁とするも、熊谷はショートゴロ併殺に倒れる。井上は5回4失点で降板。6回表、二番手赤星に対し1死から近本がセンター前ヒットを放つも後続を断たれる。6回裏、2死からダルベックにバックスクリーン左にソロホームランを打たれて3点差に。7回表、三番手船迫から佐藤輝がライトスタンドにソロホームランを放ち再び4点差に。佐藤輝はプロ通算150ホームランとなる。高橋遥は6回1失点で交代。7回裏、二番手木下は三者凡退に抑える。8回表、四番手泉から熊谷がライト前ヒットを放つが、後続は三者凡退。8回裏、三番手及川は2死から泉口を歩かせたがダルベックをショートゴロに打ち取る。9回表、五番手田和から森下が歩き、佐藤輝はあわやホームランという当たりのファールを放つと、藤川監督はリクエスト申請。ポールの外側を通っていて、判定は覆らず。田和の暴投で森下は二進。佐藤輝が歩いて一二塁に。しかし大山は二塁ゴロ併殺で2死三塁に。代打木浪は空振り三振に倒れ、ダメ押し点は取れず。9回裏、四番手工藤は2死から代打佐々木にレフト前ヒットを打たれたが、代打大城を三塁ゴロに打ち取り連勝。高橋遥はリーグトップの12勝。ヒーローインタビューはホームラン2本でプロ150号の佐藤輝。
◎ジャイアンツ20回戦……3-2
タイガースの先発は下村、ジャイアンツの先発は西舘と、同期ドラフト1位同士の対戦。1回表、2死から森下の背中に死球。藤川監督やコーチがダグアウトを飛び出して抗議。乱闘には至らず。佐藤輝は空振り三振。3回裏、四球の石塚を置いて中山がバックスクリーン左へ先制のツーランホームランを放つ。4回表、佐藤輝がライトスタンド中段へソロホームランを放ち1点差とする。大山が歩き、前川のライト前ヒットで一二塁とするも、坂本誠のバントは捕手の大城が三封し、一塁に転送されて併殺に。藤川監督のリクエスト申請も判定は覆らず。前川が二塁に残り、元山は申告敬遠。下村は見逃し三振で同点機を逸する。4回裏、泉口にライト線に二塁打を打たれるが、ダルベックは見逃し三振。大城のセンター前ヒットで一三塁とされたが、キャベッジは空振り三振。石塚の投手ライナーは下村が好捕し切り抜ける。5回裏、2死から浦田にライト前ヒットを打たれ、二盗されたが、松本は投手ゴロに打ち取る。6回表、1死から死球の前川を置いて坂本誠がレフトスタンドにツーランホームランを放ち逆転。ここで西舘は降板。二番手森田から元山が歩くも、代打ガルシアは空振り三振。近本のレフト前ヒットで一二塁と迫ったが中野は三塁ゴロに倒れる。下村は5回2失点で交代。6回裏、二番手木下は三者凡退に抑える。7回表、二番手堀田から森下が歩き、1死後、大山も歩いて一二塁に。しかし前川は見逃し三振、坂本誠はショートへのフライに倒れて追加点が取れない。7回裏、続投の木下は2死から中山を歩かせたが、代打丸を空振り三振に取る。8回表、四番手中川晧に対し2死から近本がレフト前ヒットを放つも中野は一塁ゴロ。8回裏、三番手岩崎は浦田にセンター前ヒットを打たれ、松本のバントで二進。泉口は右ひじへ死球で一二塁に。しかしダルベックを三塁ゴロ併殺に仕留める。9回表、五番手赤星から森下がレフトフェンス直撃のシングルヒット。あたりがよすぎて単打にとどまる。佐藤輝は空振り三振。大山の三塁ゴロで森下は二進。高寺は申告敬遠で一二塁としたが、坂本誠は三塁ゴロに倒れる。9回裏、クローザーとして工藤が起用され、大城をライトフライ、キャベッジを空振り三振、石塚を見逃し三振に抑えて逃げ切った。工藤は2セーブ。ヒーローインタビューはプロ入り初勝利の下村。両親にどう報告するか問われ、トミー・ジョン手術以降に支えられてきたことを思い出し、涙で言葉に詰まった。ジャイアンツをスイープし、首位攻防戦はタイガースが突き放す形になった。また、早くも対ジャイアンツ戦の今季勝ち越しが決まった。
◎カープ16回戦……1-6
タイガースの先発は才木。立ち上がりから不調。1回表、名原にレフト前ヒットを打たれ、菊池のバントで二進。ここは後続を断つ。2回裏、秋山にセンター前ヒット、小園にレフト前ヒットを打たれ、2死後、森下暢にレフト前タイムリーヒットを打たれて先制される。3回裏、菊池にレフトスタンドにソロホームランを打たれて2点差に。カープの先発は森下暢。初回からコントロールよく、タイガース打線を手玉に取る。4回表、近本がセンター前にチーム初安打を放ち、高寺もライト前ヒットで続くが、森下翔はショートゴロ併殺。2死三塁としたが、佐藤輝は空振り三振に倒れる。4回裏、佐々木にレフトスタンドにソロホームランを打たれて3点差に。5回表、1死から前川が歩き、2死後、元山のライト前ヒットで一二塁としたが、代打ガルシアは空振り三振。才木は4回3失点で降板。5回裏、二番手門別は1死から菊池にレフト線に二塁打を打たれ、ファビアンの右中間を襲うタイムリー三塁打で4点差に。坂倉の二塁ゴロの間にファビアンが生還して5点差をつけられる。6回裏、佐々木に右中間を破る二塁打を打たれ、石原のショートゴロで三進。森下暢のピッチャー返しの打球は門別の左腕に当たる。なんとか投手ゴロに抑え走者の生還も防いだが、門別はここで降板。三番手は神宮。名原を二塁ゴロに打ち取る。7回表、1死から大山がレフト前ヒットを放ち、前川の一塁ゴロで二進するも梅野は空振り三振に倒れる。
7回表、続投の神宮は2死から坂倉にライト前ヒットを打たれたが、秋山を二塁ゴロに打ち取る。8回表、元山がライト前ヒットで出ると、代打中野が歩いて一二塁に。塚本の一塁ゴロで二三塁とし、高寺の三塁ゴロの間に元山が生還してなんとか完封は阻止。8回裏、四番手セベリーノは小園にセンター前ヒットを打たれて代走は辰見。1死後、石原の打席で辰見は二盗。石原のショートゴロで三進。代打モンテロのレフト前タイムリーヒットで5点差に戻される。 森下暢は8回1失点で交代。9回表、二番手高の前に佐藤輝が右中間フェンスに当たる二塁打を放ち、大山のセンターへのフライで三進。しかし前川は投手ゴロ、坂本は空振り三振に倒れ試合終了。才木が不調の上に森下暢に好投され、いいところのない試合に終わった。カープは2試合も雨中止で休養十分。タイガースは首位攻防戦で疲れ切っていた上に長距離移動であまりにも条件が悪すぎた。
◎カープ17回戦……2-5
カープの先発は斉藤優。1回表、一塁強襲の内野安打を放た近本を中野がバントで送り、森下翔のレフトスタンドへのツーランホームランで先制する。タイガースの先発は大竹。1回裏、小園にライト前ヒット、菊池にもライト前ヒットを打たれて一二塁とされ、モンテロはショートゴロで二封。1死一三塁から坂倉は二塁ゴロ併殺。しかし一塁はセーフではないかと新井監督からリクエスト申請があり、判定は覆り小園が生還して1点差とされる。3回裏、斉藤優にセンター前ヒットを打たれると、1死後、菊池の左中間を破る二塁打で二三塁とされ、モンテロの二塁ゴロの間に斉藤優が生還して同点に。2死三塁から坂倉のレフト前タイムリーヒットで勝ち越しを許す。秋山を歩かせたが、ファビアンは二塁へのライナーで追加点は許さず。大竹は4回3失点で降板。5回裏、二番手の湯浅は三者凡退に抑える。斉藤優は5回2失点で交代。6回表、二番手岡本に対し、2死から森下翔がライトフェンスに当たる二塁打を放つも佐藤輝は二塁ゴロに倒れる。6回裏、続投の湯浅はライト前ヒットの秋山を置いて、ファビアンにレフトスタンドにツーランホームランを打たれて3点差とされる。7回表、三番手遠藤の前に三者凡退。7回裏、三番手神宮は小園にセンター前ヒットを打たれ、代走に辰見。菊地のバントで二進。しかしモンテロを空振り三振に取ると、坂倉は申告敬遠。代打佐藤啓を空振り三振に取って切り抜けた。8回表、四番手は高。元山がライト前ヒットを放つが、代打高寺はレフトフライに倒れる。近本のレフト前ヒットで一二塁とし、中野のショートゴロで二三塁に。一塁はセーフと藤川監督がリクエスト申請するも判定は覆らず。森下翔が歩いて満塁としたが、佐藤輝のセンター返しの当たりはシフトをひいていたショートへのゴロに終わり、逆転機を逸した。8回裏、四番手桐敷はファビアンを歩かせ佐々木にレフト前ヒットを打たれ一二塁とされ、石原のバントで二三塁に。しかし大盛を空振り三振に取ると、勝田は一塁ゴロに打ち取り切り抜ける。9回表、クローザーの森浦の前に三者凡退に抑えられ、連敗。ホームランでの得点は入るが連打での得点ができず、カープの小刻みな継投に抑えられてしまった。
◎カープ18回戦……8-1
カープの先発は森。1回表、1死から中野がライト前ヒットを放ち、2死後、佐藤輝がバックスクリーンに先制のツーランホームランを放りこむ。タイガースの先発は伊原。2回裏、2死からモンテロを歩かせ佐々木の打席で暴投し二進。しかし佐々木は一塁へのフライに打ち取る。3回表、伊原がレフト前に落ちるテキサス性のヒットで出るが、近本はショートゴロで二封。2死後、森下翔が歩いて一二塁としたが、佐藤輝は見逃し三振に倒れる。3回裏、2死から小園に左中間を破る三塁打を打たれたが、菊池は空振り三振。5回裏、モンテロにレフトスタンド最上段にソロホームランを打たれて1点差に。伊原は5回1失点で交代。6回裏、二番手木下は三者凡退に抑える。7回表、大山がセンター前ヒット、前川がライト前ヒットで一三塁とし、前川の代走に高寺。坂本のセンター前タイムリーヒットで2点差に戻す。ここで森は降板。二番手辻に対し元山がバント。辻が三封し1死一二塁に。代打伏見のセンター前タイムリーヒットで3点差とし、返球の間に二三塁に進塁。伏見の代走に福島。近本は申告敬遠で満塁に。しかし中野は空振り三振し、三番手菊地に交代。森下翔は空振り三振に倒れ追加点は取れず。7回裏、三番手ドリスは三者凡退に抑える。8回表、四番手塹江から佐藤輝が左中間を抜く二塁打を放つと、大山のライトフライで三進。高寺が歩き一三塁に。坂本の打席で高寺が二盗し二三塁とし、坂本のレフト線の2点タイムリー二塁打で5点差とする。8回裏、四番手岩崎も三者凡退に抑える。9回表、五番手黒原から近本がレフト前ヒットを放つ。中野のショートゴロは小園が落球し、辛うじて二封。植田が歩いて一二塁とし、佐藤輝は二塁ゴロで二封したが、ショートの小園が一塁へ大きく悪送球し中野が生還して6点差に。佐藤輝は二進。大山のセンター前タイムリーヒットで7点差に。高寺も左中間を破る二塁打で続きに三塁としたが、坂本は捕邪飛。9回裏、五番手及川は1死から菊池にレフト前ヒットを打たれ、ファビアンの三塁ゴロは佐藤輝が二封を狙うもセーフとなり野選で一二塁に。しかし坂倉を見逃し三振に取ると、秋山をショートゴロに打ち取って連敗ストップ。伊原が4勝目。ヒーローインタビューは3打点と好リードの坂本。
愛すれどTigers週間MVP
投手……下村海翔 本来なら首位攻防戦で先勝した村上をMVPにしたいところだが、ここはプロ入り初勝利を挙げた下村にご祝儀。入団そうそうトミージョン手術を受け、2年間はリハビリに費やした苦労が実った。ヒーローインタビューで流した涙には、いろいろな思いが込められていたと思う。ここからは当り前のように勝てる投手になっていってもらいたい。
野手……佐藤輝明 東京ドームでも打ちまくり、連敗を止めたカープ戦でもバックスクリーンに特大ホームラン。ホームラン数でトップに立つ森下に1本差。四番打者としてこれほど頼れる男はいない。ここから一気に突っ走るためにもサトテルの活躍は欠かせない。次点はやはり東京ドームで大活躍の森下。
次節は京セラドームでスワローズ3連戦。一時は大失速していたスワローズがここにきて盛り返し、ベイスターズから3位の座を取り戻した。勢いづいているだけに、まず村上で頭を取っておきたい。続いて横浜スタジアムでベイスターズ3連戦。タイガース戦では打線が積極的にファーストストライクを狙ってくる。才木、大竹が再調整でファムにいるだけに、休養のために登録を外れた高橋遥が戻ってきてくれるのを待ちたい。伊原も今節に続いて好投を見せてもらいたい。ここで加速をつけ、ジャイアンツが失速すれば、優勝マジック点灯も見えてくる。
7月の月間MVP投手部門で村上が受賞。これで今季の月間MVPは4ヶ月連続タイガースの先発陣が受賞となった。今季のタイガースが先発3本柱でもっているという証しである。
(2026年8月17日記)